
初代大阪万博で開業
大阪市から神崎川を渡って吹田市にはいってすぐ、特に中高年世代には、江坂といえば関西でいちばん最初に東急ハンズができたところとして有名です。
昭和45年、大阪万博開催とともに江坂駅が開業して早や50年余り、いわゆる北摂地域の玄関口として発展してきました。

大阪市内から見てここまではほぼ平坦な地形になっています。
南北に貫く新御堂筋と内環状線が交差し、縦横に規則正しく整備された街区の駅周辺にはさまざまな商店が建ち並び、そこから放射状になだらかに住宅地へと変化していきます。

駅2分ほどに江坂公園や豊津公園も。子供たちが元気に遊びます。
一角の今や貴重な喫煙スペースはオフィスから逃れてきたサラリーマンの憩いの場に。
商店の賑やかさに目が行きますが、実は結構、多くの企業・事業所が存在しています。
そういったところがバランスよく街が活気づく要因にもなっています。

江坂の便利さは…
関東など他地域からの転勤者が大阪で家を探そうとすると、ほぼ例外なく候補のひとつとして同僚などから勧められる、御堂筋線~北大阪急行線沿線。
江坂駅から梅田までは11分でつながります。(乗降客数75,950人 2020.11)
この駅は社局境界ではあるものの、ほぼすべてに近い列車が直通しているためターミナル駅でもなければ乗換駅というわけでもなく途中駅の様相です。
郊外型の主要駅にありがちな、大きな駅前広場や核テナントが入居する駅ビルがないなど、これはこれで珍しい形態だと思います。
これら施設が存在していると立派な駅のようにも見えますが、思ったより徒歩移動の距離を稼いでしまい、家のある場所まですぐ2~3分は余分に伸びてしまうのです。

それがこの駅の場合、改札を出てすぐに沢山のお店があって、わずかな距離にしてすぐ居住エリアがはじまってくれています。(もちろん価格は伴いますが…。)
駅周辺の集積度と平坦な道での移動、これがストレスにならないですね。
「コンパクトな街」のひとつの好例かもしれません。
ここでの住まいはおそらくマンションが主になるでしょう。
駅徒歩10分が不思議と遠く感じられるほど駅近からでも物件があり、希望条件によってその選択は絞られてきます。
人気の物件は売りに出てすぐが勝負ですから前もって相談されるのがよさそうです。