多くの不動産取引についてまわる「引越し」。
あなたも人生の中で少なくとも1度や2度は経験されているかと思います。
この春すでに新しい生活を始められた方も、これから予定している方もあるでしょう。
年度替わりということもあって昔から引越しが多い時期です。
私自身はもう15年近く引越ししていませんが、今の引越し事情って考えてみました。

引っ越し代は「余分にかからないような」節約

この瞬間いちばん多い出費になると思われるのが「引っ越し代」です。
これについては業者ごとの基本的な料金はあるとはいえ、依頼主の内容(世帯人数や部屋数・生活の仕方で荷物量の違い)や、
混み合うかどうかの時期によってかなりの差があるものと思われます。
地域による差は一戸建が多かったり運搬距離の違いがあるので平均してどこの地域が高い安いの判断は難しそうです。

しかしここについて節約するにはいろいろ工夫できるところかもしれません。
肝心なのは「余分な費用加算」にならないようにすること。

繁忙期や土日を避けて平日に、さらに業者の指定する日に設定する。
…都合がつくならいいと思います。
見積は複数の業者でとってみる。
…引越しに限らず、ですが。でも相見積りはほどほどに。
宅配便もうまく使ってみる。
…家財が少なめでうまくまとめられる人。
なるべくor全部自分で運ぶ。
…自身はほとんどこれでした。
捨てるものは引越し前に捨てる。荷物を減らす。
…これが案外できなくて引越し先まで持って行き、結局「開かずの段ボール」になって場所も取るんですよね。

荷物の整理は今後の生活をスリム化するためにもまたとない絶好の機会です。

そもそも荷物を少なくするには今の時代ならではの手段も。
ネット環境のおかげで、見ず知らずの人にも売れるものは売る、譲れるものは譲るようになりました。
昔はほとんどなかったことです。

いずれにせよ引越しが決まったら限られた時間の中で、なるべく早く手をつけはじめたいところです。

引越し荷物をひと通り出したら…

引っ越し荷物を運び出した後、必要な掃除ができる時間もみておきます。
大きな引越しが終わったところで物入れやベランダに何か残っていることもあります。
また、住んでいるときに気づかなかった汚れなどを発見するのもこのタイミングです。

取り壊しでない限り、たとえ全面リフォームがおこなわれるとしても、やはり次の所有者や家主・管理者が見たときに恥ずかしくない程度で最後は気持ちよく引き渡したいものです。

しかし、あまり無理をして誤った方法で掃除しようとして、かえって汚れてしまったり内装を傷めたりしないよう注意してください。

賃貸物件であれば退去時の原状回復に関する事項は押さえておきましょう。
この時点ではすでに手続き済みと思いますが、解約時に敷金から差し引かれる金額のことや、借主負担の費用は契約書に定められていますし、分からないところは必ず管理会社に確認しましょう。

いまどき引越し手続きは多種多様

いよいよ新居…となったとき、しなければならないことがいろいろあります。
ざっと挙げてみると…

役所・役場へ転出・転入・転居マイナンバーカードの住所変更などの届。
その際、今後提出・提示が求められる手続きがあるなら、住民票の発行や印鑑証明(印鑑登録)もしておくと2度3度足を運ばなくても済むかもしれません。
もしくはどこでも公的証明を発行可能なマイナンバーカードを取得しておけばこういったときにもスムーズですね。

国民年金国民健康保険介護保険も該当するなら手続きが必要です。
公立小中学校や幼稚園・保育園、児童手当など教育関連も。
旧住所から郵便物転送の届もお忘れなく。

水道・電気・ガスなどライフライン。水道はまず事業者が限られているので良いと思いますが、電気・ガス、それから固定電話などについては自由化されてからというもの様々な利用の仕方が生まれました。

料金がお得になったりする分には歓迎ですが、いざ引越しとなるとそれぞれ個別に解約・開通という単純な手続きだけではない場合があります。
工事に日数を要したりしますので、早めに手続きのやり方・進め方と手数料など費用について、契約先のホームページなどで確認しておきましょう。

今や家庭でも必要不可欠なインターネット環境についても同様のことが言えます。

運転免許証など各種資格の書き換え。
宅建士資格などもきちんと所轄の官庁へ変更登録の申請が必要です。

学校勤務先への通知。会社で社会保険に入っている方も多いでしょう。
また通勤交通費も変わります。

口座通帳、加入している各種保険、さまざまな会員利用者登録情報クレジットカードも複数持っている方が多いでしょう。
レンタル品を利用しているなら継続できるのか変更で済むのか確認しましょう。
ネット通販でふだん都度住所入力しない方はお届け先に注意です。

そしてあなたが所有する不動産がある場合
これは今回の引越し先が持ち家であれば所有権移転登記をしているはずですが、どの時点の住所で登記しましたか?

前住所で登記していた場合はいずれ(変更日から2年以内)現住所に変更しなくてはなりません。
(※住所変更登記が義務化 公布2021年4月28日から5年以内に施行)
もちろん、自ら住んでないアパートや事業用をお持ちならそちらもお忘れなく。

自動車もありますね。免許証はもちろん、車庫証明・車検証・ナンバープレート・自賠責保険
駐車場も前もって解約のお願いをしておきます。
賃貸物件の退去同様、駐車場契約書の内容をよく確認しておきましょう。

さいごに

友人・親戚・取引先などへの通知。少なくとも大事だなぁと思う相手には。
ネットでのやりとりがほとんどになって、細かい住所までお知らせしていることが少なくなってきました。

久しぶりだな、と思う相手には連絡を取るいいきっかけかも知れません。
SNSなどでも調べられるかも知れませんが、いざというとき、誰ひとり自分の住所がどこかさっぱりわからないような事態にならないようにはしておきたいです。
災害などもいつ起こるかわかりませんしね。

とにかく引越しは日にちが決まった作業になりますので十分余裕をもったスケジュール感で行いたいものです。

必要な費用は仕方ありませんが、遅滞・延滞、日割精算の基準日などによって余分な費用がかかることはぜひ避けて、気持ちのいい引っ越しを終わらせましょう。